こんにちわ(^o^)丿
クラフトムービーの佐々木です。

毎日暑いですねえ・・・
今年は全国的に猛暑となっていて体調を崩す方も多く出ているようです。
ここ北陸の福井は、冬に大雪で全国ニュースになったりするので
夏はさぞかし涼しいだろうと思われがちですが
太平洋側よりも暑い日もかなり多く、連日35度前後の猛暑でございます(-_-;)

結婚式準備中の皆様、
暑い中での式場探しや打ち合わせ、アイテム探しなどされる際には
どうぞくれぐれも熱中症などにご注意くださいね!

さて、結婚式のアイテムや演出で欠かせないものといえば
みなさんはどんなものを思い浮かべるでしょうか?

代表的なものでは・・・

・ ブーケトス
・ ライス(フラワー)シャワー
・ キャンドルサービス
・ ウエディングケーキ
・ 花束贈呈

などがありますよね。

最近ではユニークな演出がたくさんあるようですが
それにつきましてはまたいずれお話しするとして・・・。

今回は「ウエディングケーキ」について取り上げてみたいと思います。

そもそも「ウエディングケーキ」の歴史は長く、
古代ギリシャ時代に、繁栄を祈願して花嫁の頭上にビスケットをまいたことが
起源という説が有名だそうです。
ビスケットの原料である小麦は当時の主食だったため、生活になくてはならない物でした。
そのビスケットを粉々に砕き、花嫁の頭上に撒くことで
収穫や子宝に恵まれるようにと願ったそうです。

そして花嫁の頭上で砕かれたかけらには幸福が宿るとされ、
招待客は、競って拾い集める習慣があったんだとか。

その後、豊穣を意味するぶどうや繁栄を意味する木の実などを加えて固く焼き上げた
フルーツケーキに形を変えていきました。
結婚する両家の人が小麦などの材料を持ち寄ってケーキを焼いて作ったのが始まりで、
砂糖が貴重だった時代に豊かさと繁栄と幸福のシンボルとされていたそうです。

その後、19世紀中頃、イギリスのビクトリア女王の第一王女のご成婚の際に
3段重ねのシュガーケーキが登場し、それがだんだん広まっていったそうです。
シュガーケーキとは、ドライフルーツを使って固く焼いたケーキを
シュガーペーストでコーティングしたケーキのことをいいます。
装飾と長期保存のために砂糖でコーティングされるようになったそうです。
この3段のケーキは、最下段は切り分けて披露宴の列席者にふるまわれ、
2段目は来られなかった人たちにおすそ分けされます。
一番上の段は夫婦が冷蔵庫で大切に保管して、
第一子が産まれた日、または1年目の結婚記念日に食べる、という風習があるそうです。

日本の披露宴にウエディングケーキが登場したのは戦後ですが、
この時取り入れられたのがイギリス式だったため、今でもこれが主流になっています。

フランスは「クロカンブッシュ」を使う方式です。
クロカンブッシュは、小さなシュークリームを飴で貼り付けながら円錐形に積み上げたものです。
シュークリームの「シュー」は、フランス語でキャベツを表し、
欧米では「赤ちゃんはキャベツ畑から生まれてくる」と言われていることから
そのシューをたくさん積み上げることで、子孫繁栄と豊穣を願ったものだそうです。
シューが、祝福してくれる人々を表すとも言われ、その高さが高いほど幸せになれると言われています。
最近では日本の結婚式でもよくみかけるようになりました。
生クリームのケーキとは異なり、表面がとても固いため、
二人で持った木槌で割りながら、列席者に取り分けていきます。

アメリカ式のケーキは平形の1段のウエディングケーキで
長方形で、上にメッセージや絵などが書かれたりしています。
最近の日本の結婚式でも、ケーキカットの後に切り分けてゲストに振る舞う場合や
メッセージ性の高いデザインをしたい場合などには
このタイプを選べれる方が多いかと思います。

私が結婚式を挙げた頃には、イミテーションのケーキがまだまだ主流で
「高さが高いほど高級」と言われていました。

しかし最近ではオリジナルケーキを選べれる方が増えているようで
テーマカラーで統一したり、お花を飾ったり、
またはお二人の思い出のシーンやこだわりを表現されたりする方も多いようですね。

ところで、よく、ケーキ入刀の際に
「夫婦初めての共同作業です!!」と言ったりしますが
この「ケーキ入刀」の儀式の由来にも、こんなエピソードがあるようです。

アメリカでは、結婚式に招待したゲストへ新婦の母親がウエディングケーキを作り、
新婦がケーキをカットして皆様に配るという風習があるそうです。
とても固いシュガーケーキが流行していた頃に、
ケーキが固くて切り分けることが出来ずにいた新婦に
新郎がそっと手を差し伸べて一緒にケーキをカットし、
結婚後初めての「共同作業」になったのだとか。
ちょっと素敵なエピソードですよね?

その他にも結婚式での「共同作業」はたくさんあって
それは結婚式の準備の段階からいくつもありますよね。
私や友人の経験からすると、案外それがケンカの元になったりもするのですが(笑)
あとから思い出すと、それも全て良い思い出になっていたりします。

「クラフトムービー」も正にその「共同作業」です。

当サービスでビデオを作られたお客様から、
「ビデオを二人で作り上げたことがとても良い思い出になった」
というご感想をいただきます。

せっかくの一生に一度の結婚式、お二人でいろいろ話し合いながら
そして時にはちょっぴりケンカもしたりしながら(笑)
お二人のこれまでの思い出や想いをビデオにまとめてみませんか?
きっととても良い「共同作業」の思い出になると思いますよ!