<目次>
- オープニングムービーとは?
- オープニングムービーのサンプル動画
- オープニングムービーの自作のやり方とメリット
- オープニングムービーの上映時間と時間の配分
- オープニングムービーの音楽(曲)の選び方と著作権対策
- 写真のスキャン(取り込み)方法
- オープニングムービーの写真のサイズやファイル形式
- オープニングムービーの映像構成と演出について
- オープニングムービーの価格相場
オープニングムービーとは?
新郎新婦の入場前の披露宴会場の雰囲気を盛り上げる映像演出
オープニングムービーとは、結婚式の披露宴で新郎新婦の入場前に会場の雰囲気を盛り上げるための映画の予告編のような演出の映像となります。一昔前は、プロフィールムービーやエンドロールほど多く上映される結婚式ムービーではありませんでしたが、近年上映するカップルが徐々に増えつつある新しいタイプの演出です。また、オープニングムービーでプロフィールムービーのような簡単な生い立ち紹介をする場合もあります。
オープニングムービーは、とにかく会場の新郎新婦の入場に対する期待値を上げ、雰囲気を盛り上げることができれば成功です。細かくいろいろ説明するのではなく、観ている人の想像を膨らませワクワクドキドキ感を出すために、アップテンポで早い展開の映像がおすすめです。
映画やアニメの予告編風演出や流行りもののパロディ的演出が多い
オープニングムービーの演出の傾向として多いものが、映画の予告編のようなドラマチックな演出構成や、その時に流行している映画やドラマ、アニメ、ゲームなどのパロディ的な演出をする方が最近多くなっています。特にパロディ的演出構成は、ゲストが元ネタを知っているため、元ネタとのギャップで映像的インパクトと笑いの両方を得やすいのですが、元ネタの映像や音声をそのまま使用すると著作権上問題となる可能性があるため注意が必要です。
オープニングムービーの上映終了と新郎新婦入場のタイミングが合うよう事前に打ち合わせしておくことが重要
あらかじめ式場のプランナーやスタッフと、上映するタイミングや上映終了から新郎新婦入場へスムーズに移行できるよう、細かな打ち合わせをしておく必要があります。せっかくオープニングムービーで盛り上げてもその後の入場までに時間がかかったり、もたついてしまうとせっかくの演出が台無しになってしまいます。
オープニングムービーのサンプル動画
ここで紹介しているサンプル動画は、クラフトムービーでオープニングムービーを自作した場合の作成例です。
オープニングムービーの自作のやり方とメリット
結婚式のオープニングムービーを自作するのは難しいように思えますが、初心者の方でもいろんなソフトやサービスを利用すればそれなりの手間はかかりますが自分で作成できるようになってきています。自作する一番の理由は、結婚式場で頼むと値段が高いので自分で安く作りたいということですが、それ以外にも二人の好きな映画の予告編のようにしたいとか、流行りもののパロディ風にしたいなど様々です。あと、自作には値段の安さだけではなく、自分達の結婚式を自分達の手で作り上げたというステキな思い出も残るというメリットがあります。自作に興味ある方は、このクラフトムービーで一度作ってみることをおすすめします。
自作のメリット
- 業者に頼むより格安で作ることができる。
- 自分達の好きなようにこだわって作れる。
- 写真枚数の制限がない。
- 上映時間の制限がない。
- 世界でたった一つの完全オリジナルであるという記念になる。
- 二人で協力して作り上げたという思い出が残る。
自作のデメリット
- 初心者だと難易度はそれなりに高い
- 映像がチープで低品質になりやすい
- DVDの焼けるパソコンとソフトが必要
- 制作期間が1ヶ月以上かかる場合がある
- 本番でトラブルが起こる場合がある
- ソフトや素材を購入するとそれなりの出費が発生する
※クラフトムービーではこれらの自作のデメリットが発生することがないため、初心者でも安心して短期間で高品質なオープニングムービーを制作することができます。
自作の主な方法
- Windowsのムービーメーカーを使う(無料)
- パワーポイントを使用する(環境によって無料)
- iOSのiMovieを購入して作る(安価)
- PremiereやAfterEffectsなどの映像編集ソフトを購入して作る(高価)
- クラフトムービーで作る(作るだけなら無料) ← おすすめ!
クラフトムービーで自作するメリット
- 初心者でも簡単に作ることができる
- プロの映像業者のような映像が作れる
- ネットにつながる環境があればどこでも作れる
- 遠距離同士のカップルでも一緒に作れる
- 短期間で作ることができる(2~3時間でも可)
- プロにアドバイスをもらいながら作れる
- プロが問題がないように仕上げてくれる
- 素材が大量に用意されている
- 格安で作ることができる
- パソコンが無くてもスマホだけで作れる
オープニングムービーの上映時間と時間の配分
オープニングムービーの上映時間は、一般的に3分~4分くらいが適切な長さになります。結婚式を盛り上げることが目的ですので、展開の早い演出で短時間で一気に見せるような感じにすることをおすすめします。上映時間が長すぎると見ているうちに盛り下がってしまったり、間延びした感じになってしまうので、出来る限り5分以内に納めるようにしましょう。また、披露宴の進行スケジュールに遅れがでないよう、予め式場の担当者に上映可能な時間を聞いておくことも重要です。
オープニングムービーの時間のポイント
- 3~4分くらいが丁度良い長さ
- 5分を超えると長すぎる
- 早い展開で短時間で見せる
オープニングムービーの時間配分
- カウントダウン:10秒~30秒
- イントロ:30秒~50秒
- 新郎紹介:20秒~40秒
- 新婦紹介:20秒~40秒
- 各種紹介:30秒~1分
- 新郎新婦登場カウントダウンから開演宣言:20秒~30秒
オープニングムービーの音楽(曲)の選び方と著作権対策
オープニングムービーに使用するBGM(曲)は、ノリの良いアップテンポな音楽をおすすめします。自分の好きなアーティストの楽曲を使用する際は、著作権対策が必要です。最近の結婚式場の多くは、著作権のある音楽を式場内で使用できるように著作権管理団体と契約しているため、著作権のある音楽を使用する際は、予め無音でオープニングムービーを制作しておき、会場の音響担当にムービーの上映と同時に音楽CDを流してもらうという形が一般的になっています。
クラフトムービーでは、著作権フリーのBGMを多数用意しておりますので、気に入った音楽を自由に映像につけることができるようになっています。もちろん、無音で制作することも可能です。
写真のスキャン(取り込み)方法
印刷された写真を取り込む際は、綺麗に取り込める専用のスキャナーを使用することをおすすめします。ただ、最近のスマホのカメラでも綺麗に撮影できるようになってきたため、スキャナーがない場合は、アルバムなどの写真を直接スマホで撮影して取り込んでも問題ありません。
- スキャナで写真を取り込む
- スマホのカメラで直接撮影して取り込む
写真を取り込む詳しいやり方については、『プロフィールムービーの写真を取り込む(スキャン)方法』を参考にしてみてください。
オープニングムービーの写真のサイズやファイル形式
オープニングムービーで使用する写真サイズは、DVDの画面サイズに依存します。DVDの画面サイズは720×480ドット(約35万画素)で、これより大きい縦横サイズ(画素数)の写真であれば綺麗に画面に表示されます。ただし、写真の一部を大きく拡大して表示したい場合は、拡大する大きさを考慮した写真サイズでスキャンまたは取り込む必要があります。
オープニングムービーに使用する写真のサイズ
- 横720×縦480ドット以上
- 画素数が35万画素以上
- スキャナーの場合は、解像度300dpi以上に設定する
- スマホで撮影する場合は、特に気にする必要なし
Blu-rayディスクを使用する場合は、Blu-rayの画面の縦横サイズが1920×1080ドットで画素数が約207万画素となるため、写真もそれに合わせて207万画素以上の大きなサイズを用意する必要があります。
オープニングムービーに使用する写真のファイル形式
写真のファイル形式は、写真ファイル名の『.』の後についてる3文字のアルファベット(拡張子)で調べることができます。通常、オープニングムービーに使用される写真のファイルの形式は、一般的に『jpg』形式となりますが、背景や写真の一部が透明になっている写真は『png』形式を使用します。
- jpg形式(一般的な写真データのファイル形式)
- png形式(写真の一部が透明になっているファイル形式)
オープニングムービーの映像構成と演出について
オープニングムービーの映像構成にルールはほとんどありません。映画の予告編のようなものもあれば、年末のカウントダウンイベントのようなもの、プロフィールムービーのショート版のようなもの、パロディものなど多種多様なものが存在します。クラフトムービーでは、その中から映画の予告編タイプとカウントダウンタイプを足して2で割ったような、あらゆる状況に対応できる万能型の演出を採用しています。
- 開始カウントダウン
- 導入ムービー
- イントロ
- 新郎顔写真
- 新郎簡易紹介
- 新婦顔写真
- 新婦簡易紹介
- 簡易メッセージ
- 新郎新婦入場カウントダウン
- 開宴宣言
開始カウントダウン
映像を開始する前に上映開始タイミングを告知する映像です。映像が突然始まるより、何秒かのカウントダウンがあって始まったほうが、ゲストにも余裕ができるので10秒くらい入れておいたほうが無難です。
導入ムービー
オープニングムービーの第一印象を決める最初の導入演出ムービーです。クラフトムービーでは、オープニング用のムービーを何種類も用意しておりますので好きなものを選択してください。また、必要がなければ省いても構いません。
イントロ
映画の予告編のはじまりのような、文字で演出するパートです。ここで表示する内容の例を以下に紹介しますので、参考にしてみてください。
- 結婚式の日付
- 結婚式場名
- インパクトのある言葉(例:今世紀最大の奇跡が今始まる)
- うけを狙った言葉(例:あの伝説のコンビがやってくる)
- ゲストへの感謝の言葉(例:今日は遠い所ありがとうございます)
- 開始宣言(例:披露宴のスタートです!)
- ドラマチックな言葉(例:物語はすべてここから始まる)
- 新郎新婦入場予告(例:間もなく新郎新婦が入場します)
新郎顔写真・新婦顔写真
新郎新婦の顔写真と名前を紹介します。プロフィールムービーなどであらためて自己紹介をするので、ここでは顔と名前だけで問題ありません。また、選ぶ写真も、お笑い系でいく場合はおもしろい写真を、クールに決める場合は前撮りで撮影したようなかっこいいポーズの写真を、かわいく見せたい場合はドレスを着た写真と、とにかくインパクトのあるものを使用しましょう。
新郎簡易紹介・新婦簡易紹介
新郎新婦の簡単な紹介を写真と一言メッセージとともに行います。ここでの紹介はプロフィールムービーの紹介とは異なり、インパクトやおもしろさ重視です。おもしろい写真やインパクトのある写真を選びましょう。また字幕のメッセージに関しても、なるべくおもしろい内容を短く書くようにすると効果的です。あと、表示時間も1カットをじっくり見せるのではなく5秒以内で切り替えるようにすると、映像のテンポが良くなりワクワク感が大きくなります。以下に字幕メッセージの参考文を紹介します。
- 今年のアカデミー主演男優賞受賞予定!
- 世界で今最も注目されている男
- 今日はカッコよくきめます!
- 普段は平凡なサラリーマン しかしその素顔は〇〇!
- 得意技は〇〇です
簡易メッセージ
新郎新婦入場カウントダウン前に、二人の写真とともに、簡単なメッセージを表示します。ふたりの結婚式への想いや、ゲストへの挨拶などはここで表記すると効果的です。二人の写真もなるべく、おもしろい写真やインパクトのある写真を使用しましょう。以下に字幕メッセージの参考文を紹介します。
- うれしいときも 悲しいときも ふたりで乗り越えてようやくこの日を迎えました
- 間もなく二人の登場です
- みなさんカメラの準備は良いですか?
- 今日はみなさん楽しんでくださいね
- では、新郎新婦入場のカウントダウンスタート!
新郎新婦入場カウントダウン
新郎新婦入場前の最後のカウントダウンを行うパートです。写真や数字を使ってカウントダウンの演出を行いますが、数字だけでも問題ありません。1カット1秒で10秒の演出になりますが、コマ撮り映像のようなことができるので、アイデア次第でいろんなことが可能です。おもしろい演出アイデアの例を以下に紹介しますので、参考にしてみてください。
- ウェディングドレスやタキシードに急いで着替えている二人の写真を使う
- 二人の人文字やジェスチャーで数字を表現する
- 披露宴会場の扉に歩いて向かう二人の姿をコマ撮り風に演出する
開宴宣言
オープニングムービーの最後に開宴を宣言するカットです。写真とメッセージを使用することができますが、メッセージだけでも問題ありません。開宴宣言するメッセージの参考文を以下に紹介します。
- 新郎新婦の入場です!
- ふたりの入場です!
- 結婚披露宴のスタートです!
- 世紀の大物カップルの登場です!
- 後ろの扉に注目してください
オープニングムービーの価格相場
オープニングムービーの価格はインターネットの普及による価格競争で、昔に比べると随分安くやってきました。しかし、式場では相変わらず高額な費用が要求されるため、自作したりインターネット上の安い映像業者に依頼することが多くなっています。しかし一部の式場では、外部業者の制作した映像の持ち込みを禁止していることがあるため、そういった場合は自分でがんばって作るしか安くする方法がありません。
作成方法によって大きく異なる価格
- 式場: 5~10万円
- 映像業者: 3~8万円
- インターネットの業者: 1~5万円
- クラフトムービー: 2000円~8000円