プロフィールムービーの時間の決め方

プロフィールムービーを初めて作る際、まず最初に上映時間はどれくらいにしたほうが良いか、悩まれる方が多いと思います。特にクラフトムービーでプロフィールムービーを制作される方は、時間の制限が基本的にないため、プロフィールムービーの時間の決め方や注意点、目安などのポイントを詳しく解説したいと思います。

<目次>

  1. プロフィールムービーの上映にどれくらい時間が割けるのか?
  2. 使用する写真の枚数でプロフィールムービーの時間を割り出す方法
  3. プロフィールムービーで最も多い上演時間は6分前後
  4. プロフィールムービーに使用する音楽の時間の長さも考慮
  5. 時間が3分未満だと物足りない感じなる
  6. 飽きがこないよう上映時間を10分以内に収める

クラフトムービーでプロフィールムービーを自作

1.プロフィールムービーの上映にどれくらい時間が割けるのか?

結婚式でプロフィールムービーを上映する際、まず確認しておく必要があるのが、スケジュール的に映像の上映に使える時間がどれくらいあるのかということです。この辺は、式場や幹事などに予め確認しておく必要があります。大抵のプロフィールムービーは、お色直しの直前に上映されることが多いため、その辺のスケジュールをよく確認しておきましょう。

 

2.使用する写真の枚数でプロフィールムービーの時間を割り出す方法

プロフィールムービーの上映時間に一番大きく影響を与えるものが、上映に使用したい写真が何枚あるかということです。だいたい、一枚の写真の表示にかける時間は9秒くらいで計算するとおおまかな上映時間が割り出せます。

上映時間の目安の計算方法

例えば、使いたい写真が50枚あった場合は、

写真50枚×9秒=450秒+α(30秒)=約8分程度

といった感じで、プロフィールムービー全体の時間の長さを容易に想定することが可能です。(プラスαの30秒は、写真が表示されないタイトル画面やメッセージの表示に使用する時間を想定したものです)

一枚の写真の表示時間はややゆっくりと感じるくらいに

写真一枚に9秒はちょっと長いんじゃないかと思う方がいるかもしれませんが、写真の表示の際にフェードインやフェードアウトを行うため、実際に画面にでている時間は7秒くらいとなります。また、字幕(テロップ)を表示させてきちんと読んでもらう余裕をもたせる必要もあるため、9秒くらいがちょうど良い長さとなります。特に結婚式では、年配の方や小さいお子様もたくさん来られるため、若者が見てややゆっくりだなと感じるくらいがちょうど良い時間配分だったりします。

 

3.プロフィールムービーで最も多い上映時間は6~7分

私達が長年にわたりプロフィールムービーの制作に携わってきた経験から言いますと、最も多い上映時間は6~7分となります。秒数で換算すると360~420秒となり、写真一枚を表示するのに平均9秒かけたとして、最大40~46枚の写真を表示させることが可能となります。ただ実際の映像には、タイトル文字を表示したり、メッセージを表示したりするカットが入るため、6分の上映時間で表示できる写真枚数は約36枚くらいとなります。写真枚数が36枚だった場合の、使用する写真の種類の分配の目安は以下のようになりますので、参考にしてみてください。

上映時間6分(写真36枚)の場合の写真分配の目安

  • 新郎生い立ち写真:12枚
  • 新婦生い立ち写真:12枚
  • 二人の思い出写真:12枚

 

4.プロフィールムービーに使用する音楽の時間の長さも考慮

プロフィールムービーには音楽(BGM)を必ずつけると思いますが、映像と音楽の最後がぴったりになるようにしたほうが、より感動的で余韻の残る演出となります。そのため、使用したい音楽の長さを予め調べておき、その長さにあった数の写真を用意しておくと良いでしょう。計算方法は一つ前の項目の解説を参考にしてみてください。

音楽(BGM)を複数使用したほうが作りやすい

全ての写真を音楽(BGM)の時間内表示できない場合は、パート毎に音楽を変えるということをおすすめします。映像全体を一曲の音楽でカバーするより、2~3曲の音楽で構成したほうが自由度が圧倒的に増します。例えば、新郎生い立ちパートと新婦生い立ちパートで一曲、二人の思い出パートで一曲といった感じです。そうしておいたほうが、見ていてゆとりのある映像を作ることができます。

映像より音楽が長い場合は、音楽の区切りのよい場所で終わらせる

映像と音楽の終わりがぴったり合うことが理想的ですが、実際にはなかなかそううまくいかないことのほうが多いです。もし映像より音楽の時間が長い場合は、音楽のサビの後にくる区切りの部分などで映像が終わるように映像の長さを調整すれば、案外自然な感じになりますのでおすすめです。

 

5.時間が3分未満だと物足りない感じになる

稀に3分未満の時間の短いプロフィールムービーを作られる方もいますが、写真が全くないという理由でない限り、できるだけ上映時間が3分以上にすることをおすすめします。理由は単純で、3分くらいのプロフィールムービーですと、あっという間に終わってしまうため、見ている方が感動や思い出に浸る間もなく「あれ?もう終わってしまったの?」と感じてしまうためです。

写真が少ない場合は、文字だけの画面(カット)を挟んで時間を調整する

写真が少なくどうしても時間が足りないという方は、写真を表示させないで当時の気持ちや思い出を画面に字幕だけで表示させるだけでも、プロフィールムービーの演出としてきちんと成立します。むしろそういったメリハリのある演出のほうが、見ている方の心に響く場合もあります。

 

6.飽きがこないよう上映時間を10分以内に収める

プロフィールムービー制作に気合いが入るあまり、使用したい写真が膨大となり、プロフィールムービーの上映時間が10分を軽く超える方がいます。ゲストにたくさんの思い出の写真を見せたいという気持ちはわかりますが、やはり10分を超える映像は演出を相当工夫しない限り、見ていて飽きてくる可能性があります。

できるだけ10分以内に収まるよう、同じような写真は避けて、本当に見せたい写真だけに絞るようにしたほうが、より良いプロフィールムービーになると思います。

 

 

他にも、プロフィールムービーを自作する方法とポイントで、プロフィールムービーの自作に関するあらゆることを詳しく解説していますので、一度参考にしてみてください。